
女装したまま外へ出ると、最初は人とすれ違うだけでも気になる。
明るい店に入るのも怖いし、レジで声を出すことまで考えてしまう。
なので、最初からハードルを高くする必要はない。
自販機まで行って戻る。コンビニに入って、そのまま出てくる。
このくらいだと、できそうな気がする。
そして、それくらいでも女装したまま外に出た経験値はしっかり上がる。
最初の外出は近くまで行って戻るだけでもいい
いきないり電車に乗って遠くまで行く必要はない。
家から出るなら近所まで。
ホテルや個室で着替えたなら、少し外へ出るだけでもいい。
「今日はここまで」と先に決めておくと、外へ出たあとに次を考えなくてすむ。
自販機まで行って帰る
家の近くに自販機があるなら、そこまで歩いて飲み物を一本買って戻る。
人と話す必要もないし、店の中に入る必要もない。
ほんの数分でも、女装したまま玄関を出て、道を歩いて、また戻ってくる。
最初の一回は、その程度で十分だ。
コンビニは買い物をしなくてもいい
もう少し歩けそうなら、コンビニまで行ってみるのもアリだ。
何か買ってもいいし、買わずにそのまま出てもいい。
レジまで行くと声を出さなきゃいけない可能性があるので、そこまでやりたくなければ無理に買う必要はない。
最初は歩いて店に入れただけでも達成感がある。
夜の9時くらいが出やすい
明るいと顔も服もよく見えるので、慣れないうちは人とすれ違うのも怖い。
だが、夜になると昼より外へ出やすくなる。
夜になると昼より人の視線が気になりにくい
夜は昼ほど顔の細かいところまで見えないし、街を歩いている人も自分のことに集中している。
最初の外出なら、夜9時くらいは出やすい時間だと思う。(9時ってのは適当だがそれくらいの雰囲気)
仕事帰りの人もいるし、店もまだ開いている。
人がいなくなる前なので、街の中に混ざりやすい。
深夜になると人が少なくて逆に気になる
人が少なければ楽そうに思えるが、誰もいない道で一人だけ歩いていると、こっちもすれ違う人ひとりひとりを気にする。
相手も同じだ。適度に人とすれ違うほうが、他人にきにされない。
なので、僕は人がゼロに近い場所より、少し人がいる方が歩きやすいと感じる。
人が少なすぎない街の方が歩きやすい
人が多ければどこでも良いわけではない。
オフィス街のような、歩いている人の服装や目的が似ている場所では、オフィスっぽくない服を着ていると目立つ。
逆に、観光客や買い物客が混ざる街は服装も人もばらばらだ。
観光客や買い物客が多い街は気にならない
たとえば、浅草や上野などを歩くと、外国人観光客や、買い物をしている人がいる。
派手な服の人もいるし、きちんとした服の人もいる。
誰か一人が少し変わった服を着ていても、全然目立たない。
女装で歩く時は、こういう何でもありの街は楽だ。
人が多すぎる場所はそれはそれで疲れる
人が多い街は周りに紛れやすいが、渋谷のように人が密集している場所だと、それはそれで疲れる。
最初から人混みの真ん中へ行くより、観光客や買い物客がいて、歩道にも少し余裕がある街の方が動きやすい。
浅草や上野なら多種多様な人がいて、女装も多いので落ち着いて歩ける。
👉 女装で歩く上野|気にされず、現実を回せる街
最初の外出では、やることを減らしておく
外へ出るだけでも気になることが多い。
そこに会話、トイレ、初めての店、知らない道となると、考えることが増える。
声を出さない
女声に自信がないなら、最初は声を出さない外出でもいい。
自販機まで行く。
コンビニを一周する。
交通系ICだけで入れる場所へ行く。
会話をしないだけでも、外出で気にすることが減る。
👉 女装中に喋らずに外出する方法|店選びと動き方の実例
トイレに行かなくて済む時間で帰る
トイレのことを考えると、外出は少し面倒になる。
短時間で戻れるなら、最初はトイレに行かなくて済む時間で収めたい。
外を歩くことに慣れてから、長い外出やトイレを考えればよい。
👉 女装で外出するときのトイレ事情ガイド|安心して使うための工夫とマナー
行ったことのある場所を歩く
知らない街で女装して、しかも道に迷ってしまうと焦る。
普段から知っている道なら、どこに店があるか、どこが明るいか、どこまで歩けば戻れるかも分かっている。
最初は服や髪のことだけでも気になるので、知っている場所を散策したい。
電車は怖そうでも、乗ってしまえば普通に移動できる
電車は明るいし、一度乗れば同じ人としばらく同じ車内にいる。
慣れないうちは、歩いている時より見られそうで怖く感じることもある。
無理に最初の外出から乗る必要はないが、電車に乗れれば行動範囲が増える。
電車では綺麗かどうかは関係ない
普通の服で座っていれば、周りはそれぞれスマホを見たり、話したり、目的地まで過ごしている。
女子にさえ見えれば、綺麗か綺麗ではないかは関係ない。
むしろ綺麗すぎるとジロジロ見られて、隠したいことがバレるかもしれない。
なので、それなりの格好でいれば、電車に乗っている一人の女子になるだけだ。
近所を歩けるようになってから電車に乗ると、行ける場所は一気に増える。
行き先を決めておくと外を歩きやすい
女装して外へ出ても、目的が何もないと「あれ?やることない。帰ろう」ってなる。
なので、何か一つだけ決めておくと行動しやすい。
コンビニへ行く。駅まで歩く。店を一軒見る。
目的を達成したら、そのまま帰ってもいいし気が乗ったら、もう少し遠くまで行くのを検討するのもアリだ。
どうせ1度出歩けば、すぐに慣れるので最初から無理はする必要なく、「今日は自販機まで行けた」「今日はコンビニへ入れた」と区切っていけば、次に出る時のハードルが、どんどん下ってくる。
家だけで10年楽しんで、外に出てから後悔する人もいる
たまにいるのが、女装歴は10年近いのに、外へ出始めたのはここ半年という人だ。
それまでは家でこっそり女装を楽しんでいて、満を持して外へ出てみたら、思っていた以上に楽しかった。「もっと早く出ておけばよかった」となる。
10年は長い。女子にとっての10年が大きいが、女装する僕らにとっての10年はもっと大きい。
10年前の顔、体、髪、服を着た自分は、今とは全然違う。
「10年前に外へ出ていたら、あの頃の自分でもっと遊べたのに」と後悔する。
何も女装した初日に外へ出る必要はない。
メイクや服を何回か試して、自分でも「これなら外へ出られそう」と思えるところまで来たら、その時に一度出てみてほしい。
自販機まででもいいし、コンビニまででもいい。
何年も家の中だけで完成を待たなくても、外へ出た時に初めて分かる楽しさもある。
外に出ること自体は、特別ではなくなる
最初の頃は、人とすれ違うだけでも気になったとしても、慣れると女装したら外へ出たくなる。
最初から遠くへ行く必要はない。
自販機、コンビニ、駅と、行ける場所が少しずつ増えていけばいい。
完璧にパスできてから外へ出るのではなく、外へ出ながら自分が気になるところを直していけばいい。
👉 女装は50点でも外に出られる|パスできる基準の話
外で困りやすいことも、実際に歩いてみると少しずつ分かる。
👉 女装で外に出て初めて困ったこと|風・靴・メイク・声・トイレ

