
女装の服は、着てみたいものから選んでいく。
パンツなら普段着に近い感覚で合わせやすいし、スカートやワンピースなら女子っぽさを思いきり出せる。
ただ、実際に着てみると「思っていたのと違う」ってなることが普通にある。
肩幅が気になったり、腰の位置が低く見えたり、脚の形が服と合わなかったり。
店でかわいく見えたのに、自分が着ると「あれ?」となることもある。
僕もそんなのを繰り返しながら、パンツ、スカート、ワンピースを試してきた。
ということで、服の選び方だけでなく、男の体で着たときに気になりやすい肩や腰、脚まで含めてまとめている。
女装で着る服を決める
パンツ、スカート、ワンピース。 女装で何を着るか・着たいかは、人によって違う。
僕はパンツを履くことが多い。 スカートは履き慣れていないし、ワンピースは今でも少し不安になる。 外へ出るとなれば、なおさらドキドキする。
でも逆に、パンツでは女子っぽさを出せない気がして避ける人もいるし、ワンピースばかり着る人もいる。 この違いは、どれが女装向きかというより、着方や選び方に慣れているかでも変わってくる。

何を着るかで全身の雰囲気が変わる。
パンツ|普段着に近く、外へも出やすい
パンツは女子っぽさが弱そうに感じるかもしれないが、形を選ぶとちゃんと女子服になる。
特にワイドパンツは太ももの形を隠しやすく、腰やお尻にも少し丸みを出しやすい。
僕が外へ出るときにパンツを選ぶことが多いのも、このあたりが大きい。
街で目立ちにくく、電車や店にもそのまま入りやすい。
一刻も早く女装で外へ出たいなら、パンツから試すのもかなり現実的だ。

形が変わると、太ももや腰まわりの出方が変わる
パンツは形によって、太ももや腰まわりの見え方がかなり変わる。
👉 女装パンツの選び方|ワイド・フレア・スキニーで脚の見え方はこう変わる
スカート|女子っぽさをしっかり出したい
スカートは、履いた瞬間に女子の服を着ている感じが分かりやすい。
だが、脚をどこまで見せるかはけっこう悩む。
ミニなら脚が大きく出るので、太ももまで見せるのか、膝まわりがどう見えるのかまで気になってくる。
ロングなら隠れる場所は増えるが、全部隠せばいいわけでもなく、足首だけ見せるのか、少し脚を出すのかでも雰囲気は変わる。

丈が変わると、脚をどこまで出すかも大きく変わる
広がるスカートなら腰やお尻を目立ちにくくできるし、細身ならそのあたりの形も出やすい。
僕はパンツほど履き慣れていないので、スカートを履くと鏡の前でいつもより長く悩む。
それでも、パンツでは出しにくい女子っぽさがあるのはやっぱりスカートだ。
👉 女装スカート完全ガイド|錯覚・季節・安全までの全知識
ワンピース|一枚で全身を変えたい
ワンピースは上下を組み合わせなくても、一枚着るだけで女子っぽい服装になる。
胸に少しふくらみを出して、腰の位置が合う形を選ぶと、男の体でも女子の曲線が出やすい。
ただ、肩から脚まで一枚でつなっているので、サイズやラインが合わないと肩幅や胴の太さが目立ちやすい。なので僕はいまだにワンピースを着ると緊張する。

ワンピースは、形が変われば腰や脚の雰囲気が変わる
Aライン、Iライン、Xラインでも全身の形はかなり変わる。 パンツやスカートより簡単そうに見えて、選ぶ形で差が出る服でもある。
👉 女装ワンピース完全ガイド|ライン・素材・インナー・コーデのすべて
男の体で着ると、ここが気になってくる
レディース服を着ると、服そのものより自分の体が気になってくることがある。
肩が思ったより広く見えたり、腰の位置が低く感じたり、お尻が平らだったり、脚を出したら予想以上に男っぽく見えたりする。
僕も服を替えるたびに、気になる場所は変わる。 肩が目立つ服なら首元や袖を変えるし、腰がまっすぐならボトムスを履く位置を変える。
全部を隠すのではなく、出すところと隠すところを服ごとに変えている。
肩幅が気になる
男の体でレディース服を着ると、まず肩幅が気になる。
特に肩まわりが細いトップスを着ると、服より肩の横幅が目立つことがある。

首元が開くと肩幅ではなく胸元に視線がいく
そういう時、僕は肩を全部隠すより首元や袖の形を変えて見比べることが多い。
同じスカートでも、肩が詰まったトップスと、首元に少し広さがあるトップスでは上半身の見え方が違う。
肩幅は、アウターや下半身との組み合わせでも雰囲気が変わる。
👉 肩幅を自然に見せる服とコーデ|女装でも華奢に見える選び方
お尻の丸みが欲しい
僕らのお尻は女子と比べると小さいので、パンツを履くと後ろ姿が物足りなく感じる。
僕なら、ワイドパンツを履く。
そうすると、お尻まわりにゆとりが出るので、後ろ姿の平らさを目立ちにくくできる。
さらに丸みが欲しいなら、ヒップパッドを使う方法もある。
スカートなら、フレアやプリーツのように腰から広がる形を選ぶと、お尻まわりに丸みが出やすい。
逆に、タイトスカートのように体に沿う形は、お尻の小ささや腰の細さがダイレクトに出る。

首元や袖が変わると、同じ肩幅でも上半身の見え方が変わる
お尻をどう見せるかは、こちらで詳しくまとめている。
👉 女装でヒップパッドは必要?男のお尻を女子っぽく見せる方法
脚の形をどう見せるか
脚は、どこまで出すかで選ぶ服が変わる。
太ももや膝まで見せるならミニスカート、気になる部分を隠してふくらはぎや足首だけ見せるならロングスカートやパンツが候補になる。
僕は太ももが太く、膝下はそこそこなので、ワイドパンツなら太ももを隠しながら膝下まで一続きに見せやすい。
スカートなら丈を変えながら、膝を出すのか、ふくらはぎまで見せるのかを鏡で比べる。
タイツやストッキングを使えば、肌の見え方を変えられる。
黒タイツなら膝や脚の形を目立ちにくくできるし、薄いストッキングなら生脚に近いまま肌の色むらを抑えてくれる。
👉 女装男子のタイツ・ストッキングは何デニールが自然か|脚を隠しすぎない選び方
パンツでもスカートでも、腰の位置でかなり変わる
同じ服でも、ボトムスを履く高さやトップスの丈を変えると、腰から脚までの見え方が全然変わる。
男の体で普通に着ると、胸から腰までで女子の曲線が出せないので、どう着るかを考えたい。
ボトムスは高めに履くと脚が長く見える
同じパンツやスカートでも、履く高さで全身の見え方が変わる。
低めに履くと、上半身が長く見えて脚が短く見える。
反対にウエスト近くまで上げると、脚が上から始まって見えるので、足が長く見える。

ちょっと極端だが、高めに履くと脚の位置が上から始まってるように見える
特にワイドパンツはこの差がでる。
低めだと腰まわりが重く見えやすいが、高めにするとウエストが細く見え、裾まで縦に長く見える。
スカートも同じで、少し高めに履くと脚の始まりが上に見える。
腰の位置が低く見えるときは、服そのものではなく履く高さで変わることがある。
パンツで腰の位置やトップスとの組み合わせを詳しく見たいならこちら。
👉 女装パンツはトップスで決まる|そのままだと男っぽくなる理由と整え方
トップスの丈でウエストの見え方が変わる
トップスが長いと、お腹や腰まわりを隠せるが、ウエストまで隠れるので上半身が長く見える。
短めのトップスならウエストの位置が分かりやすくなり、脚も長く見えやすい。
特にパンツやスカートを高めに履いたときは、この組み合わせで全身のバランスがかなり変わる。

トップスで、腰を隠すか、ウエストを出すかで脚の長さが違って見える
とはいえ、長めでも体に沿うトップスなら、ウエストの細さや腰の曲線は出せる。
丈だけで決められないところもあるので、最後は鏡から少し離れて全身を見て、そのトップスが長くないか、短いほうが合うのか判断したい。
スカートでは、トップスの丈だけでなく首元や肩との組み合わせも変わってくる。
👉 女装スカートを成立させるトップスの選び方|首元・肩・丈の整え方
鏡に全身を映すと、腰と脚のバランスが分かる
トップスの丈やパンツの高さだけを気にしていると、その部分ばかり気になってくる。
鏡に肩から足元まで入れると、上半身が長く見えていないか、腰が低く見えていないか、脚が短く見えていないかを確認できる。
パンツを少し高くしたら脚が長く見えたり、トップスを短くしたらウエストが細く見えたりする。 逆に、部分だけでは良さそうだったのに、全身だとしっくりこないこともある。
僕も最後は鏡から少し離れて全身を確認するようにしている。 そこで肩、腰、脚が一緒に入ると、服を替えるのか、丈や履く高さを変えるのかを決めやすい。
レディース服はどこで買う?
着たい服が決まっても、次に困るのが買う場所だ。
通販なら人目は気にならないが、サイズや生地の感じは届くまで分からない。
実店舗ならその場で確かめられるが、男の姿でレディース売り場へ入るのが気になる人もいる。
僕も最初の頃は、服そのものより売り場へ入るほうが緊張した。
今では、女装で買い物をする方が多いので気にならないし、B面だとしても慣れた。
買いやすさだけでいえば通販にも実店舗にもそれぞれ良さがある。
男の姿でも買いやすい店はある
ユニクロやGUのように男も女子も出入りする店なら、レディース売り場にいてもそれほど目立たない。 欲しい服を手に取って、そのままセルフレジへ持っていける店も増えている。
サイズや丈をその場で確かめられるのも実店舗の強みだ。
👉 【女装】男でもレディースの服を買いやすい実店舗
ユニクロやGUで服を揃えたいなら↓を参考にしてほしい。
👉 ユニクロ・GUで始める女装コーデ|買いやすい服と組み合わせ方
通販なら大きいサイズまで探しやすい
通販なら、男の姿でレディース売り場へ入る緊張はない。
家でゆっくり選べるし、店舗では手に取りにくいスカートやワンピースも買いやすい。
だが、通販の弱点は、届くまで実物のサイズ感が分からないことだ。 その代わり、サイズの選択肢は実店舗よりかなり広い。
実店舗ではLくらいまでしか置いていない服でも、通販ならXLやXXLまで見つかることがある。 最初から大きいサイズがある服だけに絞って探せる店も多いので、僕らの体でも候補をかなり増やせる。
もちろん同じLやXLでも店によって大きさは違う。 肩幅、胸囲、ウエスト、丈の数字まで確認して選ぶと失敗は減らせる。
👉 女装服は通販でどこで買う?|僕が実際に使ったレディース服サイトまとめ
一着着ると、次に欲しい服が分かってくる
女装を始めた頃は、かわいい服を見るとあれもこれも欲しくなる。
でも実際に着ると、思っていたより肩が目立ったり、丈が合わなかったり、逆に予想していなかったパンツが妙に気に入ったりする。
一着着れば、自分が気になる場所もかなり具体的になる。
次は肩がゆったりした服が欲しい、もう少し腰を高く見せたい、脚を出さない服が欲しい。
そんなふうに次の一着を選ぶ材料が増えていく。
僕も、買う前に「これが似合いそう」と思っていた服と、実際によく着る服はけっこう違う。
何着か着てみると、自分が選びやすい形や丈も少しずつ分かってくる。
靴とバッグまで合わせる
服が決まると、それだけで女子っぽくなる。
ただ、外へ出るなら靴とバッグも考える必要がある。
靴は脚の長さやパンツの裾との見え方を変えるし、バッグは大きさで上半身との釣り合いが変わる。
服ほど悩まなくてもいいが、男物の靴やバッグをそのまま使うより、服に合わせて選ぶほうが違和感は減る。
靴で脚の長さも変わって見える
パンツに少しヒールのある靴を履くと、裾から足元まで縦に長く見えて、脚が長く見える。
スカートなら靴そのものがよく出るので、スニーカー、パンプス、ブーツで雰囲気がかなり変わる。
ヒールを履けば脚を長く見せやすいが、無理をすると無様な歩き方になる。
歩きやすい高さでも十分変わる。
パンツと靴の組み合わせは、裾との見え方まで比べている。
👉 女装パンツ×靴で変わる見え方|裾と色で脚のバランスを整える
外出用のバッグは、見た目だけでなく荷物の量まで含めて選んでいる。
👉 女装をしても『太くて短い脚が目立ってブサイク』はハイヒールが解決してくれる
バッグは服装と荷物の量で選ぶ
バッグは、外出中にずっと肩へ掛けたり手に持ったりするので、慎重に選びたい。
パンツスタイルならショルダーやトートも合わせやすいし、スカートやワンピースなら小さめのバッグに替えるだけでも女子っぽさがアップする。
ただ、カワイイだけで選ぶと普通に困る。
財布、スマホ、メイク直し、ティッシュ、などの必要な荷物が入らなければ、結局もう一つ袋を持つことになる。
僕は外出するとき、服に合うかと同じくらい、必要なものがちゃんと入るかも気にしている。
女装用のバッグでも、実際に使えないと出番がなくなる。
外出で使うバッグについては、荷物の量も含めてまとめている。
👉 女装で外出するならどのバッグ?実用性と女子感の両立法
最後は全身鏡で見る
僕は何度もしつこいくらい全身鏡の話を書いているが、これは本当に外せない。
服を着ている途中は、トップスの丈、腰の位置、脚、靴と、一か所ずつ気にしてしまう。
そのまま出かけると、自分ではうまくいったつもりでも、全身で見ると上半身だけ長かったり、腰が低かったり、バッグだけ妙に浮いていたりする。
家では気づかなかったのに、ビルや店のガラスに全身が映った瞬間、「ヤベッ」となる。僕もこれを何度もやっている。
だから最後に一度、肩から靴まで全部入る距離まで鏡から離れる。
細かいところを探すためではなく、街で誰かから見える自分に近い状態で確認するためだ。
メイクも服も悪くないのに何か変だと感じたときは、一か所ではなく全身で原因が見つかることがある。
肩、腰、脚、靴、バッグまで入って、それで悪くなければ安心して外で楽しめる。
服を着て肩や腰、お尻が気になったら、体型のほうまで広げられる。
👉 女装ボディメイク総合ガイド|男の体を女子っぽく見せる方法
服が決まっても、立ち方や座り方で全身の見え方はかなり変わる。
👉 女装の姿勢・立ち方・歩き方ガイド
鏡の前で形になってきたら、次は外へ出る準備もできる。
👉 女装外出ガイド|外へ出る準備と気をつけたいこと
服だけでなく、メイクやウィッグまで含めて一通り確認したいときは初心者ガイドへ。
👉 女装のやり方初心者ガイド|必要なものから服・メイク・ウィッグまで