女装男子のリップの選び方|色・質感・唇の特徴で変わる見え方

女装男子がリップを選びながら色やツヤの違いを比べるイメージ

リップは、店頭で見た色と自分の唇に塗った色が同じになるとは限らない。
赤なら華やか、ピンクなら女子っぽい、ベージュなら控えめ。 そこだけで選ぶと、塗ったあとに口元だけ浮くことがある。

僕らの唇には、もとの赤み、厚み、輪郭、縦ジワがある。 そこへリップの色とツヤが重なるので、同じ商品でも見える形は変わる。
僕が選ぶときは、色だけではなく、質感と自分の唇を見る。


塗る位置や濃さまで知りたいなら、塗り方は別でまとめている。
👉 女装男子のリップの塗り方|自然に見える乗せ方と口元の作り方

女装リップは色だけで選ばない

リップで最初に目へ入るのは色だ。

赤、ピンク、ベージュ。
さらに同じピンクでも、青みが強いもの、赤みが強いもの、白っぽいものまである。

ただ、僕らの口元では色だけ変わるわけではない。

唇が厚ければ、濃い色や強いツヤで面積まで大きく見える。
輪郭がはっきりしていれば、マットなリップで口の形もくっきり出る。
もとの唇が赤ければ、薄い色を塗っても商品写真より濃く発色することがある。

発色の強い赤リップを塗った唇のアップ。唇の輪郭が強調される例

目立ちたいから、発色の強い色、マットな質感のリップを選ぶと、輪郭までくっきり出て目立つには目立つが・・・

同じ口元でも、ツヤがあると中央のふくらみが分かりやすくなる。
マットなら輪郭と色がはっきりする。
シアーならもとの唇が少し透けるので、境界も硬くなりにくい。

僕は「この色が可愛い」だけでリップを選ばない。
唇が厚い僕が濃い色を塗ると、思っていた以上に口が大きく見えることもある。
ツヤを強くすると、唇のふくらみも目立つ。
逆に、透ける色ならもとの唇になじんで、口元も軽くなる。
色、質感、自分の唇。 リップはこの組み合わせで選びたい。

赤・ピンク・ベージュで口元の雰囲気が変わる

リップを選ぶとき、僕が最初に迷うのはやっぱり色だ。
赤は華やかが、塗る量によっては口元が強くなる。
ピンクは女子っぽく見えやすい反面、白っぽい色だと唇から浮く。
ベージュは控えめだが、赤みが少なすぎると顔色まで薄く見える。

同じ系統でもかなり差があるので、僕は色名より自分の唇にのせたときの発色で決めることが多い。

赤は少量でも口元がはっきりする

赤は発色が分かりやすい。
薄く塗っても血色が出るし、少し濃くすると口元の存在感も一気に増える。

僕らの唇は輪郭がはっきりしていることもあるので、濃い赤を端まで塗ると、色だけではなく口の大きさまで目立つことがある。
中央に色をのせて外側を薄くすると、唇の中央には赤が見えながら、輪郭は濃くなりすぎない。

赤リップが強い状態(左)と控えめな状態(右)の比較。唇の主張の違いが分かる

左は赤の主張が強い、右は薄めで控えめな。同じ顔でも唇の目立ち方が違う。

ピンクは白っぽさで差が出る

ピンクは女装メイクでも選びやすい色だが、白っぽいピンクは少し難しい。(僕には)
僕の唇だと、明るすぎるピンクを塗ったときに、唇だけ白く浮いて見える。

赤みやベージュが少し混ざったピンクなら、もとの唇との境界も目立ちにくい。
白っぽさが強いほど唇だけ浮きやすいので、ピンクは明るさの差が出やすい色だ。

白っぽいピンク(左)と落ち着いた色味(右)の比較。ピンクが浮く例となじむ例

左は明るいピンクで浮いている、右は落ち着いた色でなじみやすい。白っぽさいと違和感の原因になりやすい

ベージュは赤みが少しあると顔色が沈みにくい

ベージュは口元を控えめにしたいときに合わせやすい。
ただ、赤みまで少ないベージュを塗ると、唇と肌の色が近づいて血色まで弱く見えることがある。
少し赤みを含んだベージュなら、口元の色は抑えながら唇の境界と血色は消えにくい。
アイメイクをしっかり入れたときにも口元だけが強くならず、顔の下半分を静かにまとめやすい色だ。

落ち着いた赤みのリップを塗った唇のアップ。派手になりにくい色の例

少し赤みを残したベージュ。口元だけを目立たせず、血色はきちんと残しやすい


この3色を比べると、同じメイクでも口元の重さがかなり変わる。
僕はアイメイクが濃いときはベージュ寄り、口元を見せたいときは赤やピンク寄りを選ぶことが多い。

ツヤ・マット・シアーで唇の見え方が変わる

同じ色でも、ツヤがあるか、光を抑えているか、もとの唇が透けるかで口元は変わる。
ツヤがあると唇の丸みが目立つ。 マットは輪郭がはっきりする。 シアーはもとの唇の色が少し透ける。

僕らの唇は厚みや輪郭が出やすいこともあるので、色だけ変えるより、こっちの差のほうが大きく見えることもある。

ツヤは唇の丸みが目立つ

ツヤがあると、唇の中央に光が入る。
上唇と下唇のふくらみが分かりやすくなって、口元に丸さが出る。
だが、唇が厚い場合は、ツヤを強くするとふくらみだけではなく面積も大きく見える。

濃い色に強いツヤが重なると、口元が目立ちすぎる。
色をしっかり出すならツヤは控えめ、ツヤを見せるなら色は少し薄くすれば、口元の重さが変わる。

ツヤのあるリップを塗った唇のアップ。光沢があり、口元が目立ちやすい例

ツヤのあるリップ。うるっと見えるので口元にも視線が集まりやすい

マットは輪郭がはっきりする

マットは表面の光が少ないので、色と輪郭がそのまま出る。
輪郭がはっきりした唇に濃いマットを塗ると、口角から口角まで形がくっきり見え、口の横幅や輪郭の線が目立つ。

僕がマットを使うと、ツヤ系より口の形がはっきり見える。
色が濃いと、その差もさらに大きい。

マットなリップを塗った唇のアップ。光沢がなく、輪郭がはっきり見える例
↑完全なマットではないが、マット寄りの質感。口元が光らないので形が見えやすい

シアーはもとの唇が透ける

シアーは、リップの色で唇を全部塗りつぶさない。
もとの赤みが少し透けるので、塗った色ともとの唇の境界も出にくい。

赤やピンクを塗っても、色だけが口元に乗った感じになりにくい。
僕はシアーを見るとき、色そのものより、もとの唇がどのくらい透けるかを見ている。

シアーなリップ唇の色が透けて見え、自然になじみやすい

シアーなリップを塗った唇。塗りつぶした感じが出にくく、自然になじみやすい


同じピンクでも、ツヤなら丸みが出て、マットなら輪郭が出る。
シアーならもとの唇の赤みも見える。
色を変えなくても、この違いだけで口元ははっきり変わる。

唇の厚みや赤みでも選ぶ色が変わる

同じリップでも、唇の厚みや赤みが違えば、発色も輪郭の強さも変わる。
唇が厚いか薄いか。 赤みが強いか弱いか。 縦ジワが多いか。
厚い唇ならツヤでふくらみが目立ち、赤みが強い唇なら淡い色でも発色が濃くなる。
縦ジワが多いと、マットを塗ったときに細かい線も見えやすい。

唇が厚いと濃い色やツヤが大きく見えやすい

厚い唇は、もともと上下の幅がある。
そこへ濃い赤を塗ると、色が付く面積も広くなる。

さらにツヤを強くすると、中央のふくらみに光が入り、厚みもはっきりする。
濃い色と強いツヤが重なると、上下に厚く、横にも広い口元に見えることがある。
赤を濃くするならツヤを抑え、ツヤを強くするなら色を薄くしたい。

唇が薄いとベージュで境界まで弱くなることがある

薄い唇に赤みの少ないベージュを塗ると、唇と肌の色が近づく。
口元を控えめにはできるけど、唇の形が小さく見える。
少し赤みがある色なら、口元の境界を消しすぎずに血色も出る。

もとの唇が赤いと薄い色でも濃く発色する

唇の赤みが強いと、薄いピンクやベージュを塗っても商品写真より濃く見えることがある。
特にシアー系は、リップの色ともとの唇の色が重なる。
見本では淡いピンクでも、自分の唇では赤寄りに見えることもある。

縦ジワが目立つとマットで線が出やすい

縦ジワが多い唇にマットを塗ると、表面の細かい線まで見えやすくなる。
ツヤがあるものや、もとの唇が少し透けるタイプだと、光が入るので線が弱く見える。


色だけを見ると好みでも、唇へ塗ったときに表面の線まで目立つことがある。
同じ色でも、唇が厚いか、赤みが強いかで仕上がりは変わる。
色だけで決めず、自分の唇に塗ったときの発色まで見て選びたい。

最初の1本なら色が濃すぎないリップから選ぶ

リップを初めて買うときは、店の色数を見ただけで戸惑う。
赤だけでも何本もあるし、ピンクやベージュまで広げると、似た色がずらっと並んでいる。
さらにツヤやマットまで違う。

僕もいろいろ使ってきたが、最初から濃い赤や輪郭がくっきり出るマットを選ぶ必要はないと思っている。
少し透けるものや、赤みのあるベージュなら、もとの唇の色を消し切らずにリップの色を重ねられる。
塗って濃いと感じたときも、ティッシュで押さえれば色を弱くできる。

僕はリップモンスターをよく使う

僕がよく使っているのは、KATEのリップモンスターだ。
色の種類が多く、赤やピンク、ベージュの違いも選べる。 飲食をしても色が消えにくいので、女装して長く外出するときにも持っていくことが多い。

僕が使っているからオススメ!という話ではない。
ただ、一本使ってみると「もう少し赤みが欲しい」「これは濃すぎた」と、自分の唇で欲しい色が分かってくる。

赤みのあるベージュなら03 陽炎

リップモンスターの03 陽炎は、ベージュの中に赤みがある。
真っ赤なリップのように口角まで色が強く出ず、赤みの少ないベージュのように血色まで消えにくい。

リップモンスター03陽炎を唇に塗った口元

リップモンスター 03 陽炎。赤みを含んだベージュ。ヒゲ・・・気にしないで

 

僕もこういう中間の色はよく選ぶ。
唇へ塗ると商品だけを見たときより赤く感じることもあるので、もとの唇に赤みがある人なら、その差も出てくる。

ピンクを選ぶなら白っぽさも変わる

もう少しピンクを出したいなら、同じリップモンスターでも色を変えられる。
ベージュ寄りの色と並べると、唇の血色が増えているのが分かりやすい。
明るく白っぽいピンクになると、肌と唇の境界だけ妙に白く見えることもある。
ここは商品写真より、実際に自分の唇へ塗った色のほうが信用できる。

リップモンスター02 Pink bananaを唇に塗った口元

リップモンスター 02 Pink banana。03 陽炎よりピンクがはっきりして、唇にも赤みが出る。

最初の一本で完璧な色を当てるのは難しい。 一本使うと、自分の唇では赤がどのくらい濃くなるのか、ベージュでどこまで血色が弱くなるのかが分かる。

迷ったら03、少しピンク感を足したいなら02。この2本は最初の基準にしやすい。
2本目は、その差から選べる。

落ちにくさで選ぶならティントもある

女装して外へ出ると、リップは塗った直後だけきれいでも困る。
飲み物を飲んだり、食事をしたりすると、唇の中央だけ色が薄くなることがある。
鏡を見るたびに塗り直すのも面倒なので、僕は長く外にいるときにティントを使う。
というか、ティントを塗ってからリップを塗る。
ティントは唇に色が付きやすく、表面のリップが薄くなっても血色が消えにくい。

ティントだけで濃くしすぎない

ティントは色が付きやすいぶん、何度も重ねると想像より濃くなることがある。
特に赤や濃いピンクは、塗った直後より少し時間が経ってから色がはっきりするものもある。

ティントを土台にして上からリップを重ねる

僕はティントだけで口元を完成させず、薄く色を付けて、その上から別のリップを重ねている。

下に赤みがあるので、上のリップが食事などで薄くなっても、唇だけ血色が抜けにくい。
上にツヤのあるリップを重ねれば丸みも出せるし、ベージュを重ねれば赤みを少し抑えられる。

色持ちと仕上がりを分けて考えられるので、長時間の女装ではこの組み合わせを使うことがある。
塗る順番や、濃くなったときの戻し方は塗り方の記事でまとめている。
👉 女装男子のリップの塗り方|自然に見える乗せ方と口元の作り方

まとめ

女装のリップは、色だけで選ぶと、唇が濃く見えたり、白っぽく浮いたりすることがある。
赤なら輪郭がはっきりしやすく、ピンクは白っぽさで浮くことがある。 ベージュは赤みが少なすぎると、唇の血色まで弱く見える。

さらに、ツヤがあれば唇の丸みが出て、マットなら輪郭がくっきりする。
シアーならもとの唇の赤みが透けるので、同じ色でも口元は変わる。

僕らの唇にも厚みや赤みがある。
商品写真では淡く見えた色が、自分の唇では思ったより濃くなることも珍しくない。

僕はリップモンスターをよく使うが、最初の一本から正解を当てようとは思わなくていい。
一本塗ってみると、もう少し赤みが欲しいのか、ツヤを減らしたいのか、ベージュ寄りにしたいのかが分かってくる。

長く外へ出るならティントを下に使うのもアリだ。
色を選んだあとは、塗る範囲や濃さでも口元は変えられる。

タイトルとURLをコピーしました