女装ウィッグはどの長さがいい?ショート・ミディアム・ロングを比較

女装ウィッグのショート・ミディアム・セミロング・ロングを比較

ウィッグを選ぶとき、長ければ女子っぽくなりやすい気がする。
実際にロングからベリーショートまで使ってみると、長さで変わるのは髪型だけではなかった。

見た目はもちろん、外を歩いたときの邪魔さや風の影響、手入れの面倒さまで違う。
そして今の僕は、だいたいセミロングに落ち着いている。

ショート、ミディアム、セミロング、ロングを使ってきた中で、それぞれどこが良くて、どこで困ったのかを比べてみる。

ウィッグの長さで首や肩の隠れ方が変わる

僕は長いウィッグを使っていた頃、髪が首元や肩にかかっていることを特に気にしていなかった。 それが当たり前だったからだ。

だが、ショートを使ってみると、首も肩も全部出る。
そこで初めて、長い髪は知らないうちにいろいろ隠してくれていたことに気づいた。

僕らは顔が女子っぽくなればOKというわけにはいかない。
ウィッグをかぶっても、肩幅はそのままだし、首元も服によってはしっかり出る。
セミロングやロングなら、その上に髪がかかって境界が少し隠れる。

ショートにはそれがなく、顔も首も肩も出した状態で真っ向勝負になるので、僕にはなかなか難しい。
逆に長くすれば安心かというと、今度は髪そのものが邪魔になってくる。
隠してくれる範囲と、長くしたことで増える面倒さ。この両方を比べると、長さごとの違いが分かりやすい。

ショート・ミディアム・セミロング・ロングの女装ウィッグの長さ比較

髪が長くなるにつれて、顔まわりだけでなく首や肩まで髪がかかる

ショートは首や肩に髪がかからない

セミロングなら髪に覆われているが、ショートは首元や肩を隠してくれない。
僕はセミロングを長く使っていたので、ショートを試してみて初めてこの差に気づいた。

ショートとセミロングで首元や肩を髪が覆う範囲を比較

ショートでは首元から肩まで髪が届かない。セミロングでは首の横から肩に髪が重なる

肩幅が気になるとショートは難しくなる

僕らはウィッグを変えても肩幅までは変わらない。
ロングやセミロングでは髪に隠れて気にしていなかった部分も、ショートでは完全に見えてしまう。服だけで肩幅を小さく見せるのにも限界がある。

ショートを使ってみると、髪に助けてもらっていたことに気づく。
肩幅が気になる僕には、この長さはなかなか手強い。

ショートボブなら顔まわりは隠せる

ショートでも、内巻きのボブなら頬からあごの横まで髪がある。 毛先が顔の両側に入るので、頬やあごを髪で隠すこともできる。

首や肩には髪が届かなくても、顔まわりまで全部見せる必要はない。 僕がショートを選ぶなら、このくらいの長さは欲しい。

頬からあごの横を髪で覆える内巻きショートボブの女装ウィッグ

ショートでも内巻きボブなら、頬からあごの横まで髪を持ってこられる

ベリーショートは髪で女子っぽさを足しにくい

ベリーショートになると、頬やあごを覆う髪も少なくなる。
カッコいい女子なら、この短さも格好いい。
ただ、僕らは髪にも女子っぽさを助けてもらいたいので難しい。

僕も恐る恐る買って試したことがあるが、僕には短すぎた。
女子になるためにウィッグを使っているのに、そのウィッグまで僕に真っ向勝負を要求してくる。

ミディアムは見た目は悪くないが毛先の位置が気になる

ミディアムはショートより髪で覆える範囲が広く、ロングほど毛量も増えない。
見た目だけで選ぶなら、僕も悪くないと思っている。

ただ、実際に使うと毛先が肩のあたりに来るのが気になる。
パソコン作業や書き物で少し下を向くと、横にあった髪が頬の前へ落ちてくる。
手で払っても、また下を向けば同じところへ来る。
食事など、顔を下へ向けたまま何かをするときにも邪魔になる。

僕ら女装男子が遊びに行けば、少し顔を下へ向けたまま何かをすることもある。( 何をしているかはここでは書かないが)
そんなときも顔の前に来る毛先はなかなか邪魔だ。
セミロングまで長くなると、毛先は肩を越えて胸元へ落ちる。 ミディアムはちょうど顔の近くで動く長さなので、見た目では気にならなくても、実際に使っていると困ることが多い。
ミディアムウィッグで下を向くと毛先が顔の前へ来る様子

セミロングは肩を隠しながら胸元まで髪が届く

僕が一番長く使っているのはセミロングだ。

毛先が肩を越えるので、首の横から肩に髪がかかり、正面から見たときの肩幅も一部を隠せる。
ショートを使ったあとにセミロングへ戻すと、首元や肩に髪があるだけで安心する。
僕は肩幅が気になるので、髪に隠れてもらえるなら隠れてもらっておきたい。

さらに僕が好きなのが、毛先が胸元まで来ることだ。
服の上に髪が垂れていると、それだけでも女子っぽさを足せる。
ショートボブでも顔まわりは隠せるが、胸元まで髪がある姿とはまた違う。

毛先が肩を越えると邪魔になりにくい

ミディアムでは肩付近にあった毛先が、セミロングになると胸側へ落ちる。
パソコン作業や書き物で下を向いても、短い毛先が顔の近くを行ったり来たりすることが減る。

もちろん髪が長くなったぶん邪魔になることはある。
それでも僕は、下を向くたびに髪を払いたくなるミディアムより、このくらい長さがある方が気にならない。

ロングほど髪の量に困らない

さらに長いロングになると、今度は髪そのものの量が増える。 絡まりやすくなり、ブラシを入れる範囲も広くなる。

セミロングにも手入れは必要だが、首や肩を髪で覆えて、胸元にも毛先が来る。
そこから先の長さを足して得られるものより、僕には邪魔さの方が大きく感じる。
いろいろな長さを使った結果、僕がセミロングを使うことが多いのはこのあたりが理由だ。

ロングは長さだけでなく毛量も気になる

ロングは首や肩を髪で隠しやすく、胸元までしっかり長さがある。 ただ、毛量が多いウィッグだと髪全体がぼわっと広がり、僕には重たく感じることがある。

長いので、絡んだり服やバッグに引っかかったりすることも増える。
ブラッシングも毛先まで通すので、短いウィッグと比べれば手間はかかる。 僕はこのあたりが面倒で、ロングを使い続けることは少なくなった。

ただし、「ロング」「セミロング」という名前だけで長さがきっちり決まっているわけではない。
同じセミロングでも胸元まで届くものがあれば、ロングでも毛量によって軽さは違う。
なので、実際に毛先がどこまで届くか、毛量がどのくらいあるかを見て選びたい。
ロングウィッグの絡まり・風による乱れ・リュックへの引っかかり

僕はダサいのを承知で移動時にリュックを使うこともあるが、ロングだと背負うときも外すときも髪が邪魔になる。
肩紐に挟まっているのか、背中とリュックの間に巻き込んでいるのか、自分の後ろで起きているのでよく分からない。
外そうとしたら髪まで引っ張られて、「今どこに何が引っかかってる?」となることもある。
長い髪は首や肩を隠してくれるが、背中側では僕の知らないところで勝手に事件を起こしている。

外出すると風への弱さも長さで違う

短いウィッグなら風に強そうだが、実際に外を歩くとそうでもない。

ショートやミディアムは、弱い風でも顔まわりの髪や毛先がチラチラと動く。
少しずつ髪型が崩れるので、強風ではなくても信号待ちで直して、少し歩いたらまた直すことになる。

セミロングやロングは長さがあるので、弱い風なら髪が下へ垂れていてくれる。
このくらいの風なら、短いウィッグより気にならない。

だが、風が強くなると話は違う。
ロングは風を受ける髪の量も増えるので、顔にかかったり大きく乱れたりする。
一度崩れると手ぐしだけでは直せず、絡んだ毛まで相手にすることになる。

短ければ風に強く、長ければ弱いというような単純な話ではない。
僕の場合、普段の外出でよく遭遇する弱い風まで考えると、やっぱりセミロングが使いやすい。

服に合わせてウィッグを変えるのが理想

服に合わせてウィッグも変えれば、コーデの幅は広がる。
首元が開いた服なら短めにして、肩を隠したい服なら長めにするなど、服との組み合わせで選ぶこともできる。

と、僕もその方がいいとは思っている。
思ってはいるが、実際には気に入ったウィッグを一つ使い続けることが多い。
傷んできたら次を買うので、服ごとに何個も使い分けるような丁寧な運用をしていない僕は何も言えない。
だが、服に合わせてウィッグを変えるのが最善であることは間違いない。

迷ったらセミロングから選びやすい

ここまで使ってきた長さをまとめると、それぞれこんな違いがある。

  • ショートは首や肩に髪がかからない。短い髪が好きなら選べるが、髪で隠せる場所は少ない。
  • ミディアムは顔まわりに髪を置きやすい。ただ、毛先が肩のあたりに来るので、下を向いたときに顔の横へ来るのが僕は気になった。
  • セミロングは顔まわりから首、肩まで髪で覆いやすく、毛先も胸元まで届く。ロングと比べれば髪の量も抑えられる。
  • ロングは首や肩を隠しやすく、長い髪ならではの女子っぽさもある。そのぶん絡みや引っかかりが増え、ブラッシングにも手間がかかる。

この中で僕が選ぶことが多いのはセミロングだ。

初めてウィッグを買うときは、自分がどこまで髪で隠したいのか、長い髪をどこまで扱えるのかもまだ分からない。
セミロングなら首や肩に髪があり、胸元にも毛先が来るので、髪にも女子っぽさを助けてもらえる。 ロングの邪魔さも少なくなる。

初めてウィッグを買うときは、長さ以外にも色や毛量など迷うところが出てくる。
僕がウィッグを選ぶときに考えていることは、ここにもまとめている。
👉 女装初心者はウィッグを早めに用意する|最初の1本の選び方

僕のように服ごとにウィッグを変えず、一つを履き潰す勢いで使う人にもセミロングは向いている。
短すぎず長すぎないので、いろいろな服で使い回しやすい。

もちろん、短い髪が好きならショートでもいいし、長い髪そのものが好きならロングも選べる。
ロングとかセミロングってただの商品の説明なので、名前だけで決めず、毛先が実際どこまで届くか、毛量はどのくらいあるか確認して選びたい。


ウィッグは長さや色だけでなく、前髪の位置や外出中の固定、使ったあとの手入れまで考えると選びやすい。
👉 女装ウィッグの選び方と使い方|長さ・色・前髪・手入れまで

 

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