
女装メイクを始めると、ファンデーションは薄いほうが自然に見えると思いやすい。
僕も厚塗りに見えないことばかり気にしていた時期がある。
でも鏡で見ると、ファンデーションが薄くて、鼻下の青みやヒゲ剃り後の赤みが見えていたりする。
それなら、薄く塗ったことにあまり意味はない。
僕らのベースメイクでは、青ヒゲや赤み、毛穴を隠すためにある程度の厚みが必要になる。
だが、顔全体を同じ厚さにすると、口まわりや小鼻にファンデーションがたまって肌が粗く見える。
隠すところは隠して、厚みがいらないところは軽くする。
ということで、下地やファンデーションの選び方から青ヒゲ対策、塗る順番、外で崩れたときの対策までまとめる。
女装のベースメイクは男要素を隠すためにある
女装のベースメイクは、薄塗りを競う場ではない。
メイクをしていない肌にどこまで近づけるかで戦っても、鼻下の青みやヒゲ剃り後の赤みが見えていたら、僕にはそっちのほうが気になる。
僕らの顔には、青ヒゲ、小鼻の赤み、毛穴、ヒゲ剃り後の色など、女子の肌とは違うところがある。 そこを隠さずに薄く仕上げても、自然というより男要素が顔に出たままだ。
女装のベースメイクで一番やりたいのは、男要素を隠すこと。
これが最大の任務だ。
もちろん、ファンデーションが口まわりで固まったり、小鼻に粉がたまったりすれば別の問題が出る。
だから薄くすることを目標にするのではなく、隠すところは隠しながら、肌表面が汚く見えないところを狙っていきたい。

ベースメイクに必要なもの
ベースメイクで使うものは多いが、全部を最初からそろえる必要はない。
僕が基本にしているのは、下地、リキッドファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダー、スポンジ。
青ヒゲが気になるのでオレンジ系の補正も必要だ。
ブラシやキープミストを考えるのは、そのあとでもいい。
最初は道具を増やすより、どれをどこで使うか分かるほうがメイクしやすい。
具体的な商品までチェックしたいなら、ベースメイク用品はこっちでまとめている。
👉 女装ベースメイクに必要なもの|下地・ファンデーション・コンシーラーの揃え方
ファンデーションは薄さではなく肌の色を隠せるかで選ぶ
ファンデーションは、薄く塗れば成功というものでもない。
鼻下の青みやヒゲ剃り後の赤みが見えているなら、薄く仕上がっていても僕は気になる。
必要な厚みまで避けると、隠したいところを途中でやめたような肌になる。
厚化粧上等。
ただし、口まわりだけファンデーションが固まったり、小鼻に粉がたまったりするのは別の話だ。 厚みそのものより、塗った場所の表面が粗く見えるほうが気になる。

左は薄いぶん口まわりの青みが見える。右は厚みがあっても肌の色がそろって見える
リキッドファンデーション
僕はリキッドファンデーションを使うことが多い。
頬には広げやすく、鼻下や小鼻には量を変えて重ねられる。
顔全体を同じ厚さにしなくて済むので、男の肌を隠すときは扱いやすい。
クッションファンデーション
クッションはパフで押さえるだけなので手軽だ。
ただ、パフにどれくらい付いているか分かりにくく、青ヒゲが気になるところを何度も押さえていると口まわりだけ厚くなる。
僕らは手軽さだけで押し切れる肌ばかりではないので、量を細かく変えたいならリキッドのほうが上手くいきやすい。
パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは表面がさらっと見える。
だが、青ヒゲや赤みが強いところを隠そうとして重ねると粉っぽくなりやすい。
僕はベースを作る主役より、外で少し直したいときに使うことが多い。
ファンデーションの色は首との差まで確認する
ファンデーションは、顔だけで色を選ぶと白くなりすぎることがある。
僕は少し明るめの色も好きだ。 顔が明るくなると、チークやリップの色も分かりやすくなる。
ただ、首との色差が大きいとフェイスラインで境界が見える。 鏡では顔だけに目が行きやすいけど、服まで着たときは首も一緒に見える。

左は首に近い色、中央は少し明るめ、右は顔だけ白く見える色
僕なら、首と同じ色から少し明るいくらいまでで選んでいる。
白くすることより、顔と首が別々の色に見えないところを優先している。
青ヒゲはファンデーションだけで隠さない
青ヒゲはファンデーションを重ねるだけだと苦しくなる。
鼻下やあごに何度もファンデーションを重ねると、青みが弱くなる前に肌表面の厚さが分かることがある。
僕は先にオレンジ系の色で青みを弱め、その上から肌色のコンシーラーやファンデーションを重ねている。

ファンデーションだけで隠すより、先にオレンジ系で青みを弱めたほうが口まわりの色を合わせやすい
オレンジ補正の色や置く場所は、青ヒゲの記事で詳しく書いている。
👉 青ヒゲを隠すコンシーラー入門|オレンジ補正で口まわりをきれいに見せる方法
ベースメイクは塗る順番でも変わる
道具をそろえても、全部を一度に顔へ重ねるわけではない。
僕はスキンケアのあとに下地を使い、必要なら青ヒゲや赤みを補正してからファンデーションへ進む。 最後にスポンジで表面を押さえ、パウダーで仕上げる。
同じファンデーションでも、塗る量とスポンジの使い方で表面は変わる。

同じファンデーションでも、スポンジの使い方で肌表面の厚みは変わる
実際の順番やファンデーションを置く場所は、手順記事でチェックしてみてほしい。
👉 女装ベースメイクのやり方|下地・ファンデーション・パウダーの順番と塗り方
外出するとベースメイクは少しずつ崩れる
家でメイクを終えた直後はきれいに見えても、外に出れば皮脂も汗も容赦してくれない。
特に口まわりは、青ヒゲ補正、コンシーラー、ファンデーションが重なっているので崩れやすい。
せっかく男要素を隠したのに、数時間後にヨレたファンデーションで事故を起こしたら意味がない。
おでこは皮脂、小鼻はテカりが出やすく、口まわりは厚みも出やすい。
ベースメイクは塗った直後だけで終わりではなく、外でどこまで持たせられるかも大事になる。

左はメイク直後。時間が経つと口まわりや小鼻、おでこからベースが崩れてくる
外で全部やり直そうとすると、失敗して修正が効かなくなる場合がある。
なので、皮脂をティッシュで押さえて、必要なところだけパウダーやパウダーファンデーションを使う。
崩れやすい場所と外での直し方は、こっちもチェックしてみてほしい。
👉 女装ベースメイクを崩れにくくする方法|口まわり・おでこ・小鼻のヨレ対策
まとめ
女装のベースメイクでは、薄く塗ることだけを狙うと、青ヒゲや赤みが見えることがある。
なので、隠したいところには厚みが出ても仕方ない。
そのかわり、口まわりや小鼻でファンデーションが固まらないように量を変える。
ファンデーションの種類や色だけで全部決まるわけでもない。 下地、青ヒゲ補正、スポンジ、パウダーまで組み合わせると、男の肌でも顔全体の色を合わせやすくなる。
ベースメイクだけでなく、眉、リップ、チーク、クレンジングまで含めて最初にそろえるものを見たいなら、必要な道具をまとめた↓も参考にしてほしい。
👉 女装メイクに必要なもの|最初に買う順番と失敗しにくい最低限セット
ベースメイクが終わったら、眉やアイメイクもチェックしてみてほしい。
👉 女装メイクの基本とやり方

